某広告代理店に依頼したインターンシップのプログラム「新卒採用向け企業PRリーフレットの企画」を前提とした「取引企業との商談体験（リーフレット制作のためのアドバイス）」が、参加学生に不評で満足のいく結果が得られていない。さらに、合わせて制作を依頼したリーフレットのクオリティが低く、企業ツールとして使いづらい。

⇒「新卒採用向け企業PRリーフレットの企画」はインターシップ初日からスタートするが、リーフレット制作のためのアドバイスを行える機会「商談体験」は、5日間のインターンシップ・プログラムの中日になってしまうため、参加学生は企画に関する基本的知識がないまま制作を始めることになってしまう。

オリジナル・フレームワーク

◎企画に関する基本的知識や経験がなくてもリーフレットの制作を始められるよう、オリジナル・フレームワーク（企画用テンプレート）を作成。インターンシップ初日に参加学生に配布してもらい、ある程度の理解のもとにグループワークが進行できるようにしたことで、商談体験でのアドバイスへの理解度も高まり内容の濃いプログラムとなった。

⇒以前までの「新卒採用向け企業PRリーフレット」は、参加学生の企画を取り入れすぎるあまり素人色が強くなり過ぎ、企業のオフィシャル・ツールとして使いづらいものになっていた。

◎参加学生による成果物を全て精査した上で、使えるアイデアを抽出。さらに日報等の資料から読み取れる、リーフレットのターゲットである就活生と同じ立場のインターンシップ参加学生の本音をもとにコンセプトを立案。参加学生の思いとアイデアを踏まえながらも、企業ツールとしてきちんと機能するリーフレットを作成した。

商談体験においては、参加学生の企画に対するシビアな指摘が「社会人としての厳しさを経験することができた」と好評で、参加学生のプログラムごとの満足度ランキングでも毎年上位の評価をいただいている。また、「新卒採用向け企業PRリーフレット」の制作においても、毎年、全く違うデザインとコンセプトの提案を評価され、2014 年から7年間に渡ってご依頼をいただいている。「商談体験」という未経験の要望にも確実に対応し、クリエイティブに強い印刷会社として信頼を獲得することができた。