FSC森林認証とは?をわかりやすく解説

FSC森林認証とは?をわかりやすく解説

エイト印刷では、2007年8月にFSC認証を取得し、15年以上の実績と経験を積み重ねております。

現在FSC認証紙を使用し、FSC認証マークを入れた印刷製品が増えております。カタログやパンフレット、紙袋やハガキ・封筒のよくある印刷製品に加えて、紙ストロー等にまで広がってきています。ここでは、FSC認証についてわかりやすく解説します。

(FSC認証の全体像については、【FSC認証】FSC認証紙にFSCマークを使った印刷を参照下さい)

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(環境に対応した印刷全般については、環境に配慮した印刷 マークが使える4つの方法を紹介を参照)

FSC認証とは?

FSC®認証とは、昨今の環境問題に対応するため、管理された森林から生産された林産物を使用した製品を、消費者に届ける仕組みのことです。

認証は、森林管理の認証と加工・流通過程管理の認証の2つで成り立っており、独立した第三者認証機関の審査で認証の可否が決まります。

FSC®の読み方は、エフエスシーと読みます。

FSC認証製品とは?

FSC認証製品・商品とは、森林管理の認証された森林から生産された「FSC®認証紙」を使い、加工・流通過程管理の認証を受けた業者(主に印刷会社)が、全工程において適切な運用を行い生産されたものです。

FSC®認証紙とは、FSC®が定めた規格に従い、適切に管理された森林から生産された木材を使った紙のことです。FSC®認証マークがついた印刷製品は、FSC®認証紙が必ず使われております。

(FSC認証紙の詳細は、FSC認証紙とは?をわかりやすく解説を参照)

FSC®認証マークとは、FSC®認証紙を使い、加工・流通工程を適切に管理した製品であるFSC®認証製品につけることが可能なラベルのことです。

(FSC認証マークの詳細は、FSC認証マーク(ラベル)とは?をわかりやすく解説を参照)

FSC認証のメリットは、「知らずに違法伐採した木材を使うリスクをなくす」「環境問題に真剣に取り組んでいる意思表示」「世界共通基準」「SDGsの達成に貢献」です。

FSC認証のデメリットは、「用紙の銘柄に制限がある」「スケジュールが通常よりもかかる場合がある」です。

(詳細は、FSC認証紙・FSCマーク使用のメリット、デメリットを参照)

FSC認証制度の背景

現在、世界の森林が様々な理由で破壊されています。住宅地や農地のための伐採、様々な製品の原材料として使うための伐採(ときには違法伐採)、燃料や焼畑などが原因などが原因です。

森林が減ることで、気候変動のリスクが高まり、野生動物の生息の場が減ることや生態系が崩れることによる野生動物の減少、土砂災害の防波堤としての機能の低下につながります。

人への影響も大きく、森林に依存して生活をしている多くの人が、生活を脅かされてることになります。その上、地球全体の大きな環境問題につながる可能性があります。

この状態を食い止めることを目的にFSC®(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)が発足し、FSC®認証制度が生まれました。

FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)とは?

FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)とは、木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関として、1994年に26ヵ国の様々な団体や企業等が中心となって設立されました。

欧米では、1980年代に熱帯材の不買運動が起こっています。熱帯材が環境破壊だけでなく、人権侵害にも繋がっているためです。

ただ、不買運動では、適切に森林を管理している生産者にも悪影響が出ます。結果、森林を農業に転換するなどの動きも出てしまいました。

このような出来事や、様々な森林の問題を解決するために、適切に管理された森林から生産された木材を認証する制度の必要性を受けて、FSC®が発足したのです。

FSC®は、現在はドイツのボンに国際事務局を置き、世界49カ国の現地事務所で活動しております。

FSC認証はSDGsの14の目標に対して貢献

持続可能な開発目標(SDGs)が、2015年9月の国連サミットで採択されました。2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標が設定されました。

SDGsには、17の目標と169項目のターゲット(達成基準)が定められています。FSC®は、14の目標と40項目のターゲット(達成基準)に対して貢献しています。

(詳しくは、FSC認証はSDGsの14の目標に対して貢献を参照)

FSC認証の仕組み

FSC®認証の仕組みは、FSC®が規格を策定し、自主的に審査を行う第三者認定機関が認定を行います。この第三者認定機関が、森林管理(FM)認証と加工・流通過程(CoC)認証の二つを審査します。

森林管理(FM:Forest Management)認証

森林組合・社有林などを所有している企業・自治体など、あらゆる管理者・所有者の森林が認証の対象となります。10の原則、70の基準、更にその下に200もの細かい指標があり、FSC®の原則と基準に従った森林管理をができているかを審査し、大きな不適合がなければ認証となります。

森林管理認証は、世界のどこの森林でも認証を受けることができます。また認証を受けた森林の木材は、世界中に流通させることが可能です。

加工・流通過程(CoC:Chain of Custody)認証

森林管理(FM)認証されている木材を使用した製品を仕入れて、製品が完成するまでのすべての工程で適切に管理・加工され、FSC®認証財が不適格なものと混ざらないかを審査します。

また、認証製品の管理においては、購入・販売などすべての工程で他の製品との明確な識別・帳票上での明示・記録の保管が必要となります。

当社のような印刷物の製造・加工をおこなう印刷会社が受けるFSC®認証が加工・流通過程(Chain of Custody, CoC)認証となります。FSC®認証紙を仕入れて、印刷・加工・出荷する全工程において、適切な運用ができると認められて認証されます。

もちろん、認証を受けて終わりではなく、日常業務においても様々なルールが設定されています。ルールに従った運用を行う必要はもちろん、年次監査において、適切な運用が行われているかどうかのチェックを受ける必要があります。

このように様々な制約があるため、すべての印刷会社が認証を取得している訳ではないのです。

認証の期間

森林管理(FM)認証、加工・流通過程(CoC)認証とも、認証の有効期限は5年間です。ただし、有効期間中でも、適切な管理が行われているかどうかを確認するため、年1回の年次監査が行われています。

FSC認証取得の必要性

FSC認証となる製品を製造するのではなく、仕入れて販売する場合はFSC認証の取得の必要はございません。当社のような加工・流通過程認証を取得している事業者が認証を取得していれば、FSC製品を作成できます。お気軽に相談下さい。

FSC認証を取得している印刷会社一覧の検索方法

FSC®ジャパンのホームページで探せます。トップページにある「FSC認証データベース」→「FSC 認証公開ダッシュボード」をクリックすると、認証取得会社の検索画面となり認証会社を検索できます。

ただ、現在は、システムの不具合が起きているため検索できません(2023年2月現在)。

トップページにある「FSC認証データベース」→「2022年2月9日現在FSC認証データベースに不具合があり使用できません」という注意書きの3行目のこちらをクリックすると暫定的な代替ツールで認証会社を検索することができます。ただし、現時点では全世界共通の検索ツールで英語表記のみとなっています。

お困りの場合は、検索エンジンで「FSC 印刷会社 一覧」で検索するか、当社までお問い合わせください。

(FSC認証の全体像については、【FSC認証】FSC認証紙にFSCマークを使った印刷を参照下さい)

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